なりたい女性像

 

狐塚月子が私の理想的な女性像だ。

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狐塚月子は辻村深月さん著の「子どもたちは夜と遊ぶ」に出てくるヒロイン的立ち位置の女性である。

 

 

 
 

 
 

本の内容が好きなことはさることながら、特に私は月子が好きすぎて月子になりたいと思い拗らせ早い幾星霜。月子化できるように日々努力しているのだが、どうなのだろう。月子になれているのだろうか。それはもう自己満足の域を出ることは一生ないのだろうが、少しずつ着実に近づいていることだろう。(←勝手に思っているだけ)

 

今回はそんな私の理想の女性・狐塚月子について紹介していく。

 

まず簡単に本のあらすじから。

 

主人公(木村浅葱)が生き別れた双子の兄と再会し、お互いが出したクイズの解答に由来する名前の人を交互に殺害していくというなんとも重たい話だ。

そんな浅葱の周りにいる重要女性キャラが狐塚月子だ。

 

月子の容姿について

 月子の容姿を形容する上で重要なキーワードは「姫」だ。しかも人工的な作られた感じのザ・姫というのが近いのだと思われる。

長い髪は姫を彷彿とさせるように綺麗に巻かれており、自分の身長の低さが逆に露呈するほど高いヒールを履いている。

服は「Princess」のロゴが大きく入ったこれまた露骨に「姫」を感じる服を当たり前のようにさらりと着こなすハートの持ち主。

また、姫を意識しているのかしていないのかはわからないが、ダイエットもきちんとしている。作中にも「お腹の厚みがとても薄っぺら」と言われている。 

 

主人公(木村浅葱)が月子を初めて見たときの感想を述べてい箇所があるので以下作中より引用。

 月子は一人きりだった。ぼんやりと立っていた。とても小さい、と言うのがぱっと見の印象だ。彼女はヒールの高い、足先に白い毛皮がついたサンダルを履いていたいが、それがより一層彼女の背の低さを強調して見せていた。高い履き物の上に載って尚、その大きさしかないのだということをこちらに思い知らせる。厚みの薄い身体にピタリとくっつくデザインのTシャツを着ていて、そのせいで身体のラインがはっきりと浮かび上がっていた。ジーンズを穿いた足が長くて細い。

 栗色に染められた髪を見て、まるで外国人を模した人形のような巻髪だと思う。すると、その時だった。彼女が身体を傾けて、来ていたTシャツの背中が浅葱の目に入った。「PRINCESS」という横文字でロゴが入っている。

 豪奢な髪型の間から覗いた小さな横顔。伏せられた目の睫が長い。恐らくは化粧のせいでそう見えるのだろうが、そうやって施された濃い化粧まで含めて、月子の印象は姫だった。出来過ぎなくらいに、呆れるくらいに。

 

メイクや髪型、ファッションで姫を演出しているということが良くわかる。彼女が姫を意識しているのかどうかは定かではないのだが、華美や派手、キラキラしたものが好きということは作品を読んでいれば伝わってくる。

また、ブランド物もお好きなご様子。カルティエの腕時計をつけているという描写も作中にあった。

うーん。カルティエの腕時計。ちょっと入手できないか調べてみたことあるんだけど、当分買えそうにもない金額で泣いたのが記憶に新しい。でもなんで大学生の月子がそんな高い時腕時計を所持できているのか不思議でならない。実家も別にお金もちではなさそうなのだけれど・・・。

 

 

 
 

月子の性格

月子は芯のある女性というか、自分のこだわりがきちんとありそれに則して生きているような女性なのだと思う。自分が好きなものを貫いたり、自分の意見をきちんと表明できる気の強さがある。そこは「王子様に守られる姫」ではなく、ガツガツタイプだ。

月子が自分のことをこう表現している。

うん。個性も我も、気も相当強い。アタシがアタシが、っていうガツガツしているタイプ

だそうだ。ここが私が気に入っている部分なのよね。私もどちらかというと前に出てガンガンやりたいタイプだ。(と思っている)親近感を随所に感じる。
 
また他の登場人物(月子が師事している大学の教授)からは
狐塚月子は、自分の意地と哲学だけでできているような女の子でした。実用的なことに不向きでチャーミングでしたが、その反面、同性からの嫉妬を受けやすい性質をしていた。月並みな文句ですが、男に媚びていると陰口を叩かれたりもしていたようですね。あなたはとにかく華美だったから。
自分の意地と哲学だけて生きている、ってこれが私の理想とする境地。誰に何を言われたとしても、自分の価値観の曲げられな部分をきちんと持っている女性。これになりたい。
しかし私は小心者だから、同性にできたら嫌われたくない・・・。と思ってしまう。だがしかし、他人の顔色を伺って生活するのは本当にきついし、ストレスたまる。周りにいる人に迷惑をかけない範囲で自分の哲学に則って生きていきたい。そして最終周りの人たちに「この人はこういう人だから」って諦めさせることが出来たらもうそれは私の勝ちだ。
 
 

私が具体的に月子を模しているとこと

ずばり、見た目を模している。髪が短いので、巻髪は出来ていないが。
実は辻村作品の他の作品の中に月子が友情出演している作品が何作かある。
それが「ぼくのメジャースプーン」だ。
 
 

 
この作品の中に月子がどういうメイクをしているのかが少し具体的に書いてあるのだ。
以下引用。
挨拶をするときにお姉さんが目を少し伏せる。長い睫の上で、茶色いアイシャドウがキラっと光る。改めて見つめると、本当ききれいな人だった。とても痩せていて、芸能人みたい。
お姉さん=月子のことだ。この作品の主人公は小学生の男の子で月子と初めて会った時にこのような感想を持っている。 小学生がここまで大人の女性を形容できるのがすげぇ。この描写から月子がブラウンメイクをしていることがわかり、せっせと真似をする日々。
私はルナソルのアイシャドウを駆使してブラウンメイクを施している。最近は春めいてきたからオレンジメイクしているけど・・・。
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とにかく月子みたく、気もがも相当強い可愛い女性を目指しているのだ。
 
 

月子化する上で足りていないところ

まず、ダイエットかな。太ってはいないと思うのだが、月子みたいにかなり痩せているわけでもない。しかも私は飲酒をしている。このままではやばい未来不可避状況だ。とにかく間食を減らし、ストレスたまるからって仕事時に甘い飲み物を自販機で買わないようにする。あとやっぱり食べ過ぎないこと。そういう風に意識高くもつところが足りていないので、日々鏡を見て自分を戒めていこうと思う。2キロくらい落とせたらなかなかに理想かな。次の健康診断までに頑張ってみようと思う。

そして飲酒しているが運動はしていないから、立派な下っ腹が存在感をますこの頃。だからこいつを消す。月子みたいに「薄っぺらなお腹」になるど。

 

無事水茄子は月子化できるのか・・・。こうご期待を。

いきなり終わるが、本日今宵はこれまで。