病院で働けば世界と歴史がわかる。

 

やっほー皆さん。今日もいい感じにサラリーのためにあくせく働きましたか?

私はいつも通り押しつけられ仕事に埋もれ、自分の仕事が遅々と進まないのを少々残念に思いながらあくせく働きましたよ。

 

4月だし新社会人に向けて何かためになることを書き連ねてやるか、なんてお節介も甚だしいことをそっと考えていたのだが、酒に溺れていたため実際に書いたのが4月の後半という救いようのなさ。本当にどうしようもないので、

「私が悪いんじゃないくて、お酒が悪いんだもん。」

とっても頭の悪い言い訳をお見舞いする。

 

さて、結論からいうと私の語れることなんて少ない。

だから新社会人の諸君には「本当にためになることは本屋で平積みされてますよ」という格言を送るで終わった方がいい気がするが、折角だから何か書きたい。

なので病院で働くことについて書いていこうと思う。

 

クリニックではなく、入院のできる病院をここでは想定して欲しいのだが、病院で働くことは容易ではない。しかし入り込むのは意外に簡単だ。別に資格なくても働けるし。だから医者と結婚したい!と企んでいるそこのあなた、諦めなくていい。看護師じゃなくても医者と接近できるYO。

さてここから本題。病院で働くことが容易ではない理由だが、単純に職人の世界だからだ。医者も職人だし看護師も職人だ。職人って側から見たらすごいのかもしれないけど、一緒に働く方はたまったもんじゃない。話が通じないもん。特に医者は。

もちろん話の通じる医者もいるけど、同じ言語喋っているって思わない方が絶対にスマート。だって自分のことを神の次ぐらいに賢いって思っている人種なわけだし。話なんてそもそも通じない。

看護師もそうだ。神と医者の次ぐらいに自分の主張は正しいと思っているから、全然話が噛み合わない。つまり、同じ言語を使用していないと考えるのがこちらもスマート。

職人のもう一つ大変な特徴としては、人とのやりとり(コミュニケーション)が下手という点だ。医者は言うまでもなく自分の言っていることが正しいしと思っているし、看護師も医者には一歩下がるが、自分のやっていること言っていることが正しい至上主義者であることに変わりはない。

病院で働くということは、こういう人たちと渡り合っていくことなのだ。

それはまるで「外交」に似ている気がする。

みんな自国の主義主張が大切だからそれを譲らない。譲ってしまったら一方的に搾取される恐れがあるからなのだけど、積極的に喧嘩したいわけでもない。やりあうのも体力がいることだからできたら避けたいとは思いつつ、相手の発言や行動には適宜噛み付く勢いとむこうみずさだけは一流。 

なんだか第二次世界大戦時の日本軍の特攻隊を彷彿とさせるその所業に、やはり歴史は繰り返すのだなぁと傍観者は思う。

院内にて数々繰り広げられている様々な「ガイコウ」を眺めていれば、日本人が島国育ちであるが故に外交下手であることは疑いようのない事実であることがわかるから、別にニュースなんて見なくても良いかななんて邪な考えが湧き出てしまう。いけない、いけない。

 

とまぁかなりスケールのでかい、(たぶん)マクロ的な視点で病院を見ればこういう結論になる。もうこれは異文化交流と言ってもいいんじゃないかと個人的には思うぐらい、コミュニケーションをとるのが難しく、そして重要になる職場だ。

もちろんこれは「患者」としての視点ではなく、同じく病院で働く者の視点であることは念頭において欲しい。

患者視点で見ればそりゃ素晴らしいよ、医者も看護師も。

そんなあたり前の話してもきっとつまらないと思いまして、スパイス的な感じで病院について書いてみた。

最後に、病院でうまくやっていくコツを伝授。

自分の語尾に全て「すみませ〜ん」の一言を添えること。

尚、異論は認めることとする。