115系を見に行った話。
3月は鉄道ファンにとって激震が走る季節。3月のダイヤ改正により、引退をする列車が続々と出てくるからだ。115系も引退するという噂を聞いて休みを使って長野に行ってきた。
今回すべての115系が引退すると思っていたのだが、そうではなく、S 27編成とS 25編成が引退する運びとなったようだ。
いやしかし、115系はカラフルで見応えがあった。カラバリ豊富で何よりもあのベタ塗りの艶々てかてか感がとても愛おしい。 素朴な顔に派手な色、長野も長野駅を離れればかなりの田舎だった。その田舎の風景にミスマッチ。かなり浮遊感があったよ、115系。
今回の旅で湘南色、スカ色、初代長野色、ちょっぴり長野色をおさえることができた。あと名前がわからない赤い子も。
赤い子
スカ色
初代長野色
長野色(遠いけど)
ほぼほぼ写真に抑えることができてかなり満足している。しかしこうして国鉄車両はどんどん廃車になっていくと思うと悲しい。古い車両が引退するということは、新型車両が投入されることでもあるのだけど国鉄時代にデビューした車両はやはり一味違うんだよな。硬くて丈夫で重量感があって。最近の車両は軽くて無駄なものを削ぎ落としたスタイリッシュかラグジュアリーに振り切ったものばかり。それはそれで時代に合わせた結果なのだろうけど。
私の暮らす沿線上では全く国鉄車両はお目にかかれない。(そもそもJRを使わないというところもどんまいなのだけれど)しかし長野では115系という国鉄車両たちが現役で活躍し、市民の脚となっている姿を見て非常にグッときた。「115系も頑張っているんだ、私もがんばろう」ってそんな気持ちになる。それに長野駅での停車時間が長いからか、扉は半自動になっていてみんな当たり前のように手で開けて乗っている姿を見て驚きを隠せなかった。「え、最近じゃボタンで開け閉めが主流なのに!なんと115系は手動とな!?」ってな感じで。大幅に車両を改造していないようだから手動は当たり前なのだろうけど、いい感じに時が止まっていてなおいっそうラブだよ115系。
このようにわざわざ国鉄車両を見にいくための旅を最近ガンガン進めている。115系は岡山に住んでいる時に乗ったことはあったが、岡山115系は黄色一色で全然可愛くない!何で黄色なの?センスの「セ」の字もない〜、どんだけぇ〜?って私の中のIKKOさんが言っている。しかし今回の旅で可愛い子たちにお目にかかれてIKKOを黙らすことに成功した。あぁよかった。
185系は逃してしまったが、今後も国鉄車両はできるだけおさえていきたい。以上、私の野望でした。