歳のせいかもともとなのか、とりあえず涙もろくなったという話。

 

昨日友人とTELした。というのも、その友人から「相談事があるの。」と深刻そうな声で囁くから、私は思わず居住まいを正した。

 

その友人は久しぶりに懐かしの「おジャ魔女どれみ」をアマプラで見ていたのだそうな。

 

完結にいうと、おジャ魔女どれみを久しぶりに見て大号泣してしまったらしい。

要約すると「どれみちゃんたちはなんて純粋で他者への思いやりに溢れているのだ。それに引き換え私は・・・。些細なことで職場の同僚に嫉妬してしまい、どうしてこんな嫌な人間になってしまったのだ」とのこと。

 

『いや知らんがな。どれみちゃんたちと己を比べんなや。あいつらはそもそも魔法っていうヤバいアイテムが使用できるんだから、同列に並べたらだめだろう。混ぜるな、危険ってものよ。』なんてことは口が裂けても言えず。「そうだよね。アニメに教えられることって多いよね」とあたり触りのないことを言ってその場をかわした。

 

しかしかくいう私も人のことをdisれないほど涙もろい。

 

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YouTubeなどで視聴することが可能なのだが、AGT(アメリカン・ゴット・タレント)なんて涙なくしては見られない代物だ。

オーディション番組をアメリカスケールでお送りし、名物審査員たちが辛口コメントをぶっ放すというホットなTV番組だが、その中でも子どもが出ている回なんてベスト・オブ・涙。

 

自分のパフォーマンスが始まる前に必ず審査員から簡単な質問が投げかけられるのだが、その回答の辿々しさと初々しさ、ハニカミ笑顔にはいまずファースト涙。

 

パフォーマンスが始まり、子どもたちが類稀なる才能を駆使して歌を歌ったり踊ったりする姿に追加の涙。

 

自分のパフォーマンスを無事にやり遂げ破れんばかりの拍手を受け、嬉しくて泣いている姿におかわりの涙。

 

審査員から「よくやったわ。あなたの演技サイコーよ!I love you!」的なことを言われ、2回戦に進めることになり親子で抱き合おう姿に駄目押しの涙。 

 

大体5〜6分ほどの動画なのだが、1つ見ればもう頭が痛くなるくらいには泣ける。最近自分のことでも他人のことででも「泣いてないな〜」と思う方がいれば是非AGTの動画を見てみて欲しい。ものの1分くらいであなたの眼から汗が出てくることだろう。

 

もともと泣き虫派閥所属な私なのだが、年齢を重ねるうちにそこまで感情が揺すぶられることがなくなったとしみじみ思う。感情が揺すぶられすぎるとしんどくなるということが経験則からわかるようになり、それと相まって自分の感情をコントロールする術を身につけていったのだと思う。我ながらなんと見事な成長を遂げたのだろうか。

 

しかし時にはセーブせずにわんわん泣くことをお勧めする。

だって泣いた方が癒しになったりするからね。

 

この世は泣くためのコンテンツが豊富に揃っている。

おジャ魔女どれみちゃんで泣くもよし。

はたまたAGT を見て。

はじめてのおつかいなんかも泣けるのではなだろうか。