川上未映子さんの言葉にグッと来た日

 

日々何を糧に生きてるかというと、酒・本・映画だ。まぁお酒は説明しなくてもわかるだろう。そして映画も。まだ毎日1作品視聴も続けている。因みに今日はやっと「ノッティングヒルの恋人」を観た。全方位的にめちゃくちゃ良かった。ジュリア・ロバーツの歯並びの良さと笑顔の輝きを拝ませて頂けただけでも見る価値があったと豪語できる良作品だ。やはりヒットした作品はヘソ曲げず観た方がのいのだ。

それと本。なぜ本を読むかと問われると、自分とは違う人生を生きてみたいからと、基本的に私は言葉に救われてきたという自負があるからだ。今日も作家の川上未映子さんの言葉に救われた。

『自分が苦しいと思ったとき、その理由を理解できる知性が重要になってくる』

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自分の苦しみを理解できる知性、ですって。そういう言い回しができるセンスが好き。本当にそういう人間になりたい。言葉に救われるってよく聞くことだけど、勝手に言葉が降ってくるわけでもないし、刺さる言葉を恋人や友人がタイミング良く言ってくれるわけでもない。色々なところで網を張って様々な言葉に触れる機会を作る努力をしなければならないのだ。それにもってこいなのが本だ。本の内容もそうだし、様々な経験をした人が紡ぎ出す言葉を直に摂取して自分の人生の幅と厚みを増していきたいと、いつも思っている。

自分一人だけの人生だけじゃやっぱり足りない。他人の人生、他人の言葉をお借りして自分の人生を拡げたり濃縮したりする、そんな途方もない作業が好き。だってひょんな拍子にその時ぴったりハマる言葉に出会うかもしれないのだから。その出会いが堪らないの。やったことない人がいれば試しにやってみることをオススメする。本が苦手な人は、「気になる作家の名前+名言」でネット検索してもらうのも一つの手かも。検索してヒットした言葉に触れ、グッときたり、その作品そのものに惹かれたら実際に手にとって読んでみたら良いわけだし。

作家さんによって選び抜かれ鍛えられた言葉に大いに浸って、 今日も人生癒されていこう。もちろん、お酒と一緒にね。