1人旅に興じる理由

 

絶賛旅途中。もちろん今回も、女1人旅だ。

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でも実は私には、架空ではないれっきとした彼氏がいるのだが、大体置いていく。「社会人であることから休みの予定を合わせるのがまず大変」という最もな理由から「私は鉄道好きだけど彼はそうでもない」という価値観的なところといったバラエティーに富んだ理由がどっさりとある。

まだ一緒に旅行行ったことないから行きたいなと思っている。特に旅行者然としたカップルを見ると。はぁー。コロナ渦だけど、誘っちゃおうかしら。医療従事者にあるまじき発言であることは重々承知しているフリをしながら、公共の福祉より個人の幸福を願い求めたい衝動に駆られる。

こんな時期に1人旅であっても、旅したゃってる時点で医療業界の反逆者であることに代わりはないのだろうけど。

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おっと、話が逸れてしまった。元に戻そう。私が旅に出る理由をもう一度自分に問い直してみた。

まず、自分の生活圏から離脱することで、今まで侵入しなかった自分の思考の領域に脚を突っ込みたいからだ。環境とは侮れないもので、いつも見ているものと違うものを見ることでいつもと違う感想を持つ。それが刺激となり新たな価値観が創造されたりする、やめられない快感だ。でもすぐ忘れちゃうから、早めにメモするなり記憶に留められるよう努力しなければならない。

そして1人になる=孤独になることを私は推奨しているのだ。現代人はネットを駆使することで日々色々な物に触れる。情報を収集することは大切なことだが、それと同じくらい情報に触れないことも大切だ。私はそれを自分に推したい。SNSを開けば自慢の嵐。みんなびっくりする程、ぞっとする程自分に自信がないことが伺える。だって、見る者を不安にする投稿ばかりなんだもの。そんなに他者よりも幸せでなければれならないと思っているのか、びっくりする。自分が幸せと思っているだけで、良いのではないか?と思うけど、私もそういう競争に囚われている。自分の幸せが本当に真に幸せなのか、自信がないのだ。

旅をすることで、そういう間違った考え方からリセットされる。いや、リセットする作業こそ旅なのかもしれない。これは1人寂しく行う行為でないか。私はそう思うから、今日もなけなしの財を投じ旅に出る。