【ネタバレ注意】バッド・ジーニアスを観た感想

 

★★★★★

結論から言うとかなり面白い。

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貧しいが優秀な主人公(リン)が少々頭の悪い友人に頼まれ、金銭と引き換えにテストの答えを教えるようになるところから話は始まる。秀才のリンは画期的に試験中に答えを多くの生徒たちに教えることに成功し、学校で稼ぐことに生活する。友人は良い成績を手に入れられ、リンはお金を手に入れられる。どっからどう見ても順調にいっていたが、ひょんなこたからリンが答えを教えていたことが教師にバレる。奨学生の待遇やその他諸々リンが手にするであろう資格を剥奪されてしまうことに。それで一時は答えを教えることを辞めるが、やはり友人に頼まれカンニング・ビジネス再開。しかも今度は海外に飛び試験を受け、友人たちに答えを送信するという大胆な計画を実行する。

あらすじはざっくりこんな感じ。秀才は割と皆さんの最寄りもいるだろうが、リンが天才という所以は友人たちに答えを教えるための手段や計画を立てることにある。些細なことから閃き、限られたアイテムを駆使し答案を大量に配布する術を構築するところが実に見事だ。周りに天才もいないし私ももちろん天才じゃない。天才に定義があるとも思えないし、天才じゃないと人生を楽しめないなんてこともないということはわかっているけど、定期的に天才の思考回路に触れることは自分とは違った刺激や人生を垣間見ることができて面白い。

にしても貧しい家庭の天才は努力家だし、ガッツと勇気と行動力に溢れている。もちろんそんな人ばかりじゃないけど、私がそうなように。こういうガールが逆境をバネに努力できる人間になろうとそう思う。